10月18日、ぱれっと城陽さんにて、起業スキルアップ講座に登壇させていただきました。

テレビ放映の影響で、製作する時間が取れないほどご来店いただき、数ヶ月待ちのカスタムオーダーの製作納期が迫る中、ギリギリまで製作しなんとか皆様と過ごすことができました。これからステップアップされたい方に私に何ができるか数日真剣に考え臨みました。

今回はDRAMATIC BASIC 代表の都築様にご依頼をいただき、インタビュー形式で行われました。「SNSに頼らない」とのタイトルを見た時は少し驚きましたが、取材の中で必死にやってきたこの何十年かをそう感じてくださりタイトルをつけてくださったのだと思います。12年目なのに、インスタを最近始めたというのも常識外れですよね。

開業10年後の生存率は約１０％以下と言われる厳しい世界。

幸運にも素敵な皆様に囲まれて今年でなんとか12年目を迎えることができました。こんな方法でも単独でここまで続けて来れたことがありがたいです。

SNSが全てかのような時代にすごいタイトルで恐縮でしたが、私の場合は「SNSに時間をかけれなかった」が正しいかもしれません。オープン当初からたくさんご予約をいただきましたので、1年２ヶ月待ちのカスタムオーダーのご予約の製作とその合間にオリジナルデザインを試行錯誤する毎日。とにかく必死で今でも１ヶ月に１回ほどしかLINEの告知ができていません。

ですが、気づけば毎日届く皆様からのお礼や励ましのメッセージが本当に私の力となっています。告知をすればすぐに反応くださる皆様のお気持ちが私の原動力となっています。

これから起業しようと頑張ってらっしゃる皆様には、「こうすればできます！」などの魔法のようなものがなくてがっかりされたかもしれませんが、映えることやフォロワー数などにとらわれるより、オリジナルを追求する姿勢とご新規様はもちろんリピーター様を大切にしてほしいことをお伝えしました。そうすれば結果は後からついてくると思うのです。

気がつけば終了から１時間もみなさんと個別にお話しし、楽しい時間を過ごさせていただきました。強くて温かい都築さんやぱれっと城陽のみなさんのサポートがあるので、きっとすぐにメキメキ芽を出して大成功されることと思います。益々のご繁栄お祈りしています！

私も落ち着きましたらSNSも頑張ります！（笑）素晴らしい機会をありがとうございました。

　店の一年で一番忙しいメインイベント、七夕から２ヶ月間にわたって行う11周年記念では、全国各地からご来店いただき、今までで最高なくらいの反響がありました。

新作のTrinityやPARARE、TSUNAGU、メガネケースSOUと立て続けに発表した新作をたくさんご購入、ご予約いただき本当にありがたかったです。その準備のため6月から意匠登録の申請などに始まってもう必死で過ごしてきましたが、その直後のテレビ放映。撮影から放映までが今回は１週間ほどしかなく、イベント終了で無くなっていた商品をできるかぎり作って準備しました。

それがまさかの１週間でイベント１ヶ月半分を超えるご予約、ご注文数をいただきました。しばらくは全く製作できない日々で店の外までオーダーの列ができることもありました。

朝６：４０の放映でしたのに店に着くと他府県からもうお越しくださっていて、本当に驚きました。それから20日。今でも多ければ「テレビを見ました！」と何組もご来店くださいます。テレビって本当にすごいですね。

あの放送を見て「行きたい」「欲しい！」と思っていただき、心からありがとうございます。常識にとらわれず、オリジナルデザインを追求してきて本当に良かったです。

また、譲り合って順番をお待ちくださり、ネットからのご注文のお客様を含め、ご新規様なのに温かいメッセージをたくさんいただき、本当に感謝しております。

製作する時間が取れない中、数ヶ月お待ちくださっている既存のお客様には一部ご迷惑をおかけしてすみません。いつも私の身体を案じてくださる優しいお言葉に本当に感謝しかありません。

その分、作品でお返しできるよう、心を込めて頑張ります。

コロナ禍に、1年２ヶ月待ちのカスタムオーダーをいろんな事情で辞めようと決断した時、お知らせ直後のたった二日ほどで常連様からたくさんの温かいメッセージをいただきました。長さにして５０ｃｍほどのメッセージもたくさん。嬉しすぎて今でも印刷し、金の台紙に貼って大切に保管しています。３日目以降は流石に台紙に貼れずすみません！（笑）

こうして今カスタムオーダーを再開できることを、本当に嬉しく思っております。また皆さんが、ワクワクしてくださっているお姿に日々癒されています。

今もどれから手をつけていいかわからないくらいドタバタしていますが、少しずつ落ち着いてきました。少しお待たせすることがあったり、抜けている私がより一層うっかりしてしまうことも多々あると思いますが、何にも所属していない小さなこの店の作品を求めてくださる皆様がこんなにもいらっしゃるという奇跡。

非力ですがこれからも全力で頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。